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沖縄での釣りを楽しむ!釣れる時間帯を表すキーワード3つ

2017年06月30日 沖縄釣り情報
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釣りをするからには、やはり1匹でも釣った実績(釣果:ちょうか)がほしいものですよね。

釣りを楽しむためには「釣りを行う時間帯選び」が重要なポイント。

なんとなく時間が空いたから防波堤釣りや浜釣りで釣れたらいいな、というケース以外は、やはり「釣れやすい時間」を狙っていった方が釣果が増える可能性は高まります。

「釣れやすい時間帯を表すキーワード」には魚の習性や海の特徴にもとづいた「時合い(じあい)」「上げ7分/下げ3分」「マヅメ」があります。初めて聞いた!という方もいるかも知れません。

今回はこの3つのキーワードを中心に、釣り人なら必見!「沖縄で釣りを楽しむためのおすすめな時間帯」についてご紹介します。

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「時合い」とは、魚たちのお食事タイム

魚のお食事タイムと呼ばれる「時合い」は、人間のように「お腹がすいたから食べる」「時間になったから食べる」というよりも、餌となる生物(プランクトンや小魚など)の習性・天候や海の状態で決まるケースが多いのが特徴です。

例えば、朝日を浴びてプランクトン達が活発に動き出し、それを餌にしている小魚が動き出します。小魚の群れの動きが目立ったところをめがけて、大きな魚が捕食を始めます。

しかし海の状態は毎日一定ではなく、季節ごとに変化も見られるほか、天候不良により釣りたい魚たちが捕食を一時的にあきらめてしまうこともあります。

釣りたい魚が「時合い」を迎えているかどうかを判断するには、
1)きっかけとなる生物が活動できる状況かどうか
2)釣りたい魚が捕食できる状況かどうか=海の状態や気温・天候
が大きく関係すると考えられています。

ただ、狙った魚の種類によっては(警戒心の強い種類の魚などは特に)魚が空腹時の方が釣れやすい魚もいます。

もちろん、本能で目の前に生き餌がぶら下がっていれば食いついてしまう「食いしん坊な魚」もいますが、魚によって釣れやすさが大きく変わることも知っておきましょう。

「上げ7分/下げ3分」を制すると釣れやすさが変わる?!

海には「満潮・干潮」があることは皆さんもご存知ですよね。

多くの魚たちは満潮・干潮のピーク時には活動を緩やかにし、満ち引きが入れ替わった後に活動をする傾向にあります。

この活動しやすい時間の目安を「上げ7分/下げ3分」と呼びます。
「上げ7分/下げ3分」とは、以下の意味を表します。

・干潮の状態から満潮になるまでの水量を10分割したうち、7割満ち始めた状態を「上げ7分」
・満潮の状態から干潮になるまでの水量を10分割したうち、3割引きかけた状態を「下げ3分」

まずはこの時間をめがけて釣りに出かけるのがオススメ、場合によっては入れ食いの可能性がある時間(ゴールデンタイム)ということになります。

初心者にとっては「水流を見ても満ち引きの度合いなんてわからない!」と思うかもしれませんよね。
基本的に満潮と干潮は一日二回周期でやってきます。
季節や天気によって変動はありますが、おおよそ6時間ごとに満潮から干潮へ変わり、また満潮へ向かいます。

このことから、次の時間が釣れやすいという目安が立ちます。
上げ7分...6時間x0.7(7割)=(干潮から見て)4.2時間後頃
下げ3分...6時間x0.3(3割)=(満潮から見て)1.8時間後頃
(毎日の満潮や干潮の予測値は気象庁のホームページなどでも公開されています)

干潮が6時ちょうど、満潮が12時30分だとすると朝からのツアーでは10時12分頃、昼からのツアーでは14時18分頃にピークを迎えることになります。

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しかし、目安はあくまで目安であり、海の満ち引き予測には様々な条件下で時間のずれが生じます。
慣れた釣り人達や漁師、航海士などはこの海の満ち引きの時間を「タイドグラフ」というもので詳細に知り、その活動に役立てています。
もし釣りに慣れてきたら今ではスマホアプリのタイドグラフもありますので、参考にしてみるとよいでしょう。

なお、検索サイトなどを見ると「上げ3分/下げ7分」という表現をしていることもありますが、これは誤りではなく、釣りをする地方や釣りたい魚で変わるものです。

沖縄はもとより九州・四国地方など南部の海では「上げ7分/下げ3分」が多いのですが、関東以北では「上げ3分/下げ7分」の魚が多いようです。

マヅメを狙って、大物ゲット!?

またあまり耳なじみのない用語が出てきましたが、「マヅメ」は「間詰め」とも書き、太陽のが地平線と重なる(=海との間合いが詰まる)日の出や日没前後の数十分~数時間を指します。

日の出前後の「朝マヅメ(あさまづめ)」と日没前後の「夕マヅメ(ゆうまづめ)」がありますが、これも釣りたい魚によりどちらが良いかが決まります。

また、魚によっては「マヅメであれば朝マヅメでも夕マヅメでもそれほど大きな影響はなく、潮汐(ちょうせき=海の流れの状態)の方が重要」だと言う人もいます。

実際、大荒れの日没よりも適度な海流の日中の方が釣れることも珍しくありません。
どの魚を釣りたいかでマヅメを狙うツアーに参加してみてもよいでしょう。

沖縄近郊ではマヅメに狙う魚として次のようなものがあります。
・チヌ(クロダイ)
・タマン(ハマフエフキ)

もちろん、チヌやタマンが日中釣れることもありますし、小さな大衆魚でもマヅメに多く活動する個体もいます。
一般的には比較的大きな魚類がマヅメに集中して活動する傾向にあります。
(参考までに「マズメ」と記載しているサイトも多いようですが、漢字で「間詰め」と書くことからマヅメが本来なのかなと思います。)

まとめ

多くの魚たちも夜は身を潜めたり、眠ったりしています。
そして太陽の動きや潮の満ち引きにより、自分たちの活動時間を決めています。
魚の特性を知っていると、より魚を効率よく釣ることでき、釣り自体が楽しくなります。

・時合い:魚が捕食する時間帯。天候や海流にも左右される
・上げ7分/下げ3分:海の満ち引きにより魚が釣れやすいゴールデンタイム。ただし、天候や海流の影響などにも左右される
・マヅメ:日の出、日没前後の時間帯。大型の魚が動きやすいので、釣果が期待できる

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