沖縄の海が青い色をしているのはなぜ?
こんにちは!沖縄の初心者向け釣り体験ショップ「沖縄釣り体験クラブ」です。
沖縄は、透明度の高い「青い海」が自慢!!
みなさんは、沖縄の海がなぜキレイな青い色をしているかご存知ですか?
今回は知っているようで知らない「青い海」の秘密について説明します!
沖縄の海が青く見えるメカニズム
晴れた日に青く見える海。
でも雨の日には濁った色に見えるので「空の色が反映している」と思っている方が多いようですが、違います。
海の色の見え方には、光の性質が関係していると考えられています。
太陽の光は、虹のような七色の光が混ざり合っていますが、中でも青色系は海水の下の方まで浸透します。
そして赤色のように暖色系に近いほど、光の色は海水に吸収されてしまい、青色系だけが広がります。
この青色系の光が海底の白い砂によって反射するので、青く見えるのです。
沖縄の海が青く見えるのは、白い砂も関係している
同じ海、同じ日本なのにどうして沖縄の海はより青く見えるのでしょうか。
それには以下の3つの自然環境が揃っていることに関係があります。
・白い砂
・プランクトン
・黒潮
白い砂との関係とは?
沖縄の海といったら、どんな風景をイメージしますか?
ほとんどが、青い海と一緒に「白い砂浜」の景色を想像するのではないでしょうか。
沖縄の海が青く見えるのは、この白い砂も関係しています。
沖縄諸島は島の地形である特徴から、沿岸部は水深が浅い「遠浅」となっており、白い砂も比例して続いています。
先ほど海の青を海底の白い砂が反射させる、と紹介しましたが、ベースの白が青い海の色をより引き立たせているのです。
さらに沖縄の海が遠浅であることから「淡いエメラルドブルー」が広がって見えます。
水深が深いほど濃い青色に見えるので、天気が良いとエメラルドブルーからコバルトブルーの、色鮮やかな海のコントラストが見られます。
白い砂に欠かせないサンゴの存在
それにしても、なぜ砂が白いのかも気になりませんか?
沖縄の青い海を引き立たせる、白い砂に欠かせないのは「サンゴ」。
沖縄にはサンゴ礁が生息しており、自然と共存しています。
沖縄の海の砂には、主にサンゴの死骸や貝殻が砕けたもの、または有孔虫の死骸などが含まれています。
これらは石灰質でできているので、石灰質が砕けて白い砂が形成されます。
またサンゴは動物でありながら、海中で植物のように二酸化炭素を吸収し、酸素とミネラルを排出する働きを持っています。
サンゴは生きている時に海をキレイな酸素で循環させ、死んだあとも白い砂と化し、沖縄の海の美しさを守り抜いてきたのです。
クリアな海は『黒潮とプランクトンの関係』に秘密あり
そして、沖縄の海が青く美しく見える大きな要因は、何といってもその透明度!
プランクトンが大量発生して、海や川が赤茶色に濁ったというニュースを見たことはありませんか?
沖縄の近海は流れの速い「黒潮海流」で、「プランクトンが少ない」という特徴があります。
そして沖縄には大きな河川が無いため、プランクトンのエサになる土や有機物など、不純物が海へ流れ出ることが少ないんです。
このプランクトンが少ないため、海水が濁りにくいのもあります。
さらに台風の経路であることから、台風が通過するたび海水は混ざり合い浄化されます。
こうして透明な海がより青い光を強調させているのです。
自然環境がもたらす、沖縄のクリアな青い海
沖縄の海がエメラルドブルーからコバルトブルーまで、様々な青い色に見えるのは光の性質が活かされる、南国諸島ならではの特徴にあります。
サンゴ礁やプランクトンの少ない黒潮や台風など、沖縄の自然環境によって白い砂やクリアな海がつくられ、太陽光の青の光を透します。
こうした自然環境がもたらす作用によって、沖縄の海はより青く見えるのです。
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