釣り初心者だけど一人で釣りに行っても大丈夫?
こんにちは!沖縄の初心者向け釣り体験ショップ「沖縄釣り体験クラブ」です。
今回は「釣り初心者が1人で釣りに行くことは大丈夫なのか?」という疑問についてお答えします!
単独釣りは「約束をせずに行ける」「釣果が独占できる」とメリットが多いのが特徴ですが、その前に色々と知識を蓄えることや釣り道具などの準備も必要です。
特に初心者は、十分な準備や知識を整えておくことが、安全に釣りを楽しむための必須条件となります。
さっそく「初心者が単独釣りに行くために知っておきたいポイント」について確認していきましょう。
一人で釣りに行くメリット・デメリット
一人で釣りに行く「メリット」「デメリット」について見ていきましょう。
メリット
◆時間や行動を制限されない
メリットはやはり一人なので自由に動き回れること。
どの地点で釣るのかも非常に重要なポイントですから、やはり様々な地点を自由に動き回れるというのはメリットになります。
一緒に行く人がいる場合、同行者への配慮も必要です。
自分より初心者や子どもと同行した場合「もう帰りたい」と言われて切り上げなければならないこともあるでしょう。
経験者と同行したら釣果を競い合ったり自分の釣り方に対して何か言われたりと、ちょっと落ち着かないかもしれませんね。
自分で自由に時間配分や釣りの方法、釣り場を決められるので一人の釣りが楽、というのは最大のメリットかもしれません。
◆釣果を独り占め!
例えば船釣りに友人と出かけたとき、乗船料は友人と折半になりますが、釣果は山分けにならないことが多いです。
一方、一人釣りなら釣りで得た魚も独り占めできちゃいます。
デメリット
◆緊急事態に対応することが難しい場合がある
例えば、海や川に落ちて溺れてしまうと自分で救援を呼ぶことは難しいでしょう。
また、釣った魚を外そうとしたときや、オマツリ(複数の釣竿を立てたときや水底にいる魚を狙ったときに水底の枯れ草・針・釣り糸などが絡まること)を直そうとして針が急に跳ね返ってくる、などと「油断や偶然がケガの元につながりやすい」のも「釣り」というレジャーの特徴です。
◆自分の知らない知識をその場で教えてもらえない
自分よりも上手な人と一緒に行った場合は、実際に竿の動かし方などの「釣り方のコツ」を目にしながら教わることで釣れる可能性が上がりやすくなります。
上手な人は「魚の好みの餌」や「よりたくさん釣ることができる場所」を知っているかもしれません。
素人が1人で行った場合では「引き際」がわからないのもデメリットの1つです。
慣れた人なら「もう釣れない」とわかるようなケースでも初心者は粘ってしまい、無駄にエサや釣り人の体力を消耗してしまう可能性だってあります。
本当に自分が素人だと思うなら、やはり誰か上手な人と一度は同行しておいた方がよいでしょう。
一人で釣りに行くために知っておきたい基礎知識
1人で釣りに行くなら、「事前にある程度の知識を持ち、基本的な作業は一人でこなすことと、思わぬ事態に備えられること」が重要になります。
1.釣りの方法、釣り場について確認する
①釣り方について知る
釣り方の種類には、様々な種類があります。
・サビキ釣り
・投げ釣り
・ツアー釣り
・胴突き仕掛け
・ウキ釣り
・カゴ釣り
・ウキフカセ釣り
・エギング
・泳がせ釣り
・落とし込み釣り
・へチ釣り
初心者には、エサで魚を集める「サビキ釣り」や、重りのついた仕掛けを投げる「投げ釣り」がおすすめです。
もちろんすべて知っておく必要はありませんが「釣りたい魚と釣り場の関係」や「天候・時期」などによりどの釣り方が向いているかパターンは決まっています。
②釣り場について知る
海の釣り場の種類は、以下があります。
・防波堤(堤防・漁港)
・砂浜
・磯釣り(地磯・沖磯)
その他には次のようなものがあります。
・川釣り
・渓流釣り(川のうち渓谷にある流れが比較的急なところが渓流)
・湖釣り
・釣り堀、養殖池など
まずは、釣れる魚を重視するよりも、防波堤など足場が安定したところから挑戦してみるのも一つの作戦です。
2.道具やえさの特徴を知ろう
①エサの種類
エサの種類は、主に「冷凍エサ」「活きエサ」の2種類があります。
初心者の方は、冷凍エサの「オキアミ」「アミエビ」がおすすめです。
活きエサはゴカイやイソメのような虫が多く、もちろん生きていますので針に付けるときにコツが必要ですが、釣れる魚の幅も多いのが特徴です。
釣りに慣れてきたら、釣りたい魚に合わせてエサを選んでみましょう。
②自分の「必要な道具」についての知識
1)必要なものは何かを知る
釣りには最低限「竿」「糸」「針」「エサ」「リール」が必要になりますが、それぞれ釣りたい魚や、釣りに行く場所でも必要な道具が変わります。
また、エサを使用しない「ルアー釣り」や糸の先にカゴを付けまき餌を行う「サビキ釣り」などでは、さらに道具が必要になります。
必要な道具の特性を、予算に応じてきちんと説明・選別してくれる釣り具店で細かい使い方を聞いてみましょう。
2)道具の使い方について
初心者が釣りに行く場合釣り糸と釣り針の結び方など、覚えることがたくさんあります。
道具の使い方については、釣りの本や、インターネット、動画など、様々な方法で調べることができますが、実際に釣りに行ってみないと分からないこともあります。
仕掛けの作り方のヒントなどを、釣りに詳しい人から直接教わるのが近道かもしれません。
3.釣りの知識を蓄える
①潮汐(ちょうせき)について知る
特に海釣りには釣れやすい時間帯があり、海の満ち引きと関連しています。
潮汐については、「沖縄での釣りを楽しむ!釣れる時間帯を表すキーワード3つ」の記事をご覧ください。
②今の時期に何が釣れるか調べておく
魚釣りの成果のことを「釣果(ちょうか)」といいます。
釣りの前に、新聞やインターネットなどで釣果情報について調べておくといいでしょう。
その他禁漁区などの情報もあります。釣ってはいけない場所に行かないよう気を付けましょう。
③危険な魚について押さえておく
さわったら危ない魚や、食べてはいけない魚などがいます。
事前に調べておきましょう。
沖縄の海にいる危険な魚については、沖縄県の「海洋危険生物について」をご覧ください。
4.釣りのマナーについて
ほかの釣り人がいる場合は騒がないようにして一声かけてから釣りを始めましょう。
お互いに釣り糸が絡んだりしないよう適切な距離を保ちます。
大声で騒ぐと魚が逃げるばかりでなく、近所の人にも迷惑がかかったりします。
知識だけでなく基本的なマナーも大事ですね。
「釣り初心者が押さえておくべきマナーとは」も、あわせてご覧ください。
一人で釣りに行くために最低限用意したい準備
1人で釣りに行くとき、最低限用意したい準備には以下のようなものがあります。
・釣り具一式(釣り竿、リール、仕掛け、エサなど)
・各釣り具をしまうケース(仕掛けなどは100均の小物ケースが便利です)
・バケツ類(釣果を入れるクーラーボックス以外にも、手や魚、道具を洗う小さな携帯バケツがあると便利)
・カッターやハサミ(糸がオマツリになった時の対処などに必要です)
・タオル(手が濡れた状態ではしっかり竿を握れない他エサや釣果、自分の手などを傷つける可能性があります)
・ゴミ袋(ごみを持ち帰る以外にも濡れた用具をくるむなど意外と出番は多くあります)
・リュックやボディバック(私物が移動中落ちないように身に着けます)
・たもや網(釣る魚によっては一度網で手元に手繰り寄せます)
そのほか、状況に合わせて用意したいものとして
・防寒具(春先や秋口でも山間部などは冷えます)
・竿置き(竿を複数設置するときには便利です)
・メジャー(釣果を測るのに便利です)
・ナイフ(釣果を活締めするとより鮮度がキープできる魚があります)
などがあります。
とりあえず近くに釣りに行ってみたいときの釣り具一式であれば、釣り入門(初心者用)セットの購入を検討してみてはいかがでしょうか?
釣り竿、リール、仕掛けなど、釣りに必要なものが揃っています。
また、一番忘れやすい準備が「釣りに行くと家族や友人に伝えておくこと」です。
万が一不測の事態で助けが欲しいときに役立ちます。
どの辺に行くのか、おおよその帰り時間なども伝えておくと、より安心です。
山奥などに行く場合は、携帯やGPSの届く範囲にとどめておくことも大切な心構えとなります。
釣り体験や釣り仲間サークルを利用するのも一つ
やはりいきなり一人で釣るのは不安が大きいですよね。
近くに経験者がいなかったり、スケジュールが合わずなかなか仲間が見つからない。
そんな時は経験者と簡単に会えてアドバイスしてもらえるシステムを使うと安心ですね。
インターネットのコミュニティなどでつながる以外にも、釣具店やアウトドア用品店では同じ趣味を持った人たちをつなぐ「釣り仲間サークル」を持っているケースも増えています。
準備はシンプルに、ひとまず「釣ってみたい!」と思うなら、釣りを体験できる施設やショップをたずねてみませんか?
有料で釣りができる「釣り堀」などが代表的な例でしょう。
他には、カヌーやボートから釣り体験ができる初心者向けのショップなどがあります。
なお「沖縄釣り体験クラブ」では、釣り道具を全てお貸ししていますので、暑さ・寒さ対策以外にはほぼ手ぶらで参加が可能です。
当クラブでは船長が漁師です。初心者の方でも一緒に船に乗り込み釣りができる良いポイントまでお連れします。
分からないことがあればすぐにプロの漁師聞くことができるので、初心者でも釣れる可能性が高くなりますね。
沖縄釣り体験クラブは海釣りの初心者にぴったりです。
詳しく知りたい方は「沖縄釣り体験クラブについて」をご覧ください。
まとめ
釣り初心者が1人で釣りに行くには、かなりの知識及び準備が必要です。
まずは釣り堀や釣り体験ができるショップなど、分からないことがあればすぐ聞ける場所で釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか?