釣り初心者が経験する「根がかり」とその対処法とは?
こんにちは!沖縄の初心者向け釣り体験ショップ「沖縄釣り体験クラブ」です。
投げ釣りをはじめたら、誰しもが経験する「根がかり」。
特に投げ釣り初心者は、根がかりに悩まされるケースもしばしば。
根がかりばかりだと、せっかくの楽しい釣りがストレスになってしまいます。
でも、基本を知っていれば根がかりは怖くありません!
今回は、根がかりをしたときの対処法をご紹介します。
根がかりって何?
根がかりとは、釣り針やルアーが水底の岩や珊瑚などの障害物に引っかかり、取れなくなってしまうことです。
「お!?この引きの強さは大物か!?」と思っていたら、「『地球』を釣っていたよ~。」とガッカリすることも。
根がかりによってルアーや釣り針を水中に残してしまい、残された糸や仕掛けで次の根がかりを誘発してしまう可能性があります。
また、海洋生物やそれを補食する鳥などが針・仕掛けを誤飲したり、針・仕掛けに絡まり命を落とすなど、生態系や環境への悪影響にもつながるので、万が一根がかりをした場合には、できる限り釣り針やルアーを回収するように心がけましょう。
根がかりを予防するためには
根がかりの主な原因は、下記の3つがあげられます。
・ おもりが根・石の間などに入り、抜けなくなる
・ 針が根・石に引っかかる
・ かかった魚が根の中に入り込む
おもりが根の間に入らないようにするためには、糸のラインに要注意です。
おもりが水底につき底がとれたら(着底しその釣り場での水底の深さを確認すること)、ラインをゆるんだままにせず、ピンと張った状態を維持します。
ラインがゆるんだままだと、水流でおもりが流され根の間に入りやすくなり、根がかりの原因となります。
針が根や石に引っ掛かりやすい地形の釣り場では、スピナーベイトなどのルアーや、鉛よりも硬く傷つきにくいタングステンのおもりを使用するなど
「根がかりしにくい形状のツール」
「根がかりしたときに深みにはまりづらく、リリースしやすい頑丈なおもり」
を選ぶとよいでしょう。
最後の「かかった魚が根の中に入り込んでしまう」のは生き物相手ですので、有効な予防方法はありません。万が一根がかりした場合には、じっくりと魚の反応を見ながら、対応します。
まず、竿を少しあおり魚に違和感を覚えさせたら、次にラインをゆるめて少し放置します。
この緊張と緩和を繰り返すと、根の中に入り込んだ魚が走り出すタイミングが来るので、その時が勝負です。
一気に巻き上げて、深みにはまる前に根がかりを回避しましょう。
根がかりをしてしまったらどうしたらいいの?
根がかりに注意しながら釣りをしていても、誰しもが体験する可能性があります。
万が一根がかりをしたら、焦らずに対応してくださいね。
まず試したい3つの対処法
① 竿を素早く軽く振る
ラインを少しゆるめ、竿を軽く振ります。素早く竿を振って衝撃を与えることで、根がかりが外れることがあります。ポイントは、ラインが緩んだり、張ったりという状態が繰り返されることです。
② ラインを「引っ張って離す」を繰り返す
竿を振るだけで外れない場合は、リールのところから出るメインラインを引っ張って離すを繰り返します。弓矢を打ち放すイメージです。これを30回程繰り返し、それでも外れない場合は諦めましょう。
③ 方向を変えてみる
竿を投げた場所から少し離れ、釣竿の角度が変わるように移動しながら竿を「ちょんちょん」とあおってみると、根がかりが外れるかもしれません。
どうしても根がかりが外れなかったら
先ほどの手順を試したうえで、どうしても回収できなかった場合には「ルアーリトリーバー」という専用器具を使用して針や仕掛けを回収します。
専用器具なので回収率は高いものの、底までに深さがある場合は対応できない形状のものもあり、自分の行きたい釣り場に対応できる器具を用意する必要があります。
根がかりの対処方法で、やってはいけないこと
竿を力いっぱいに振る
無理に竿をあおると折れてしまうので、要注意です。
また、浅瀬で、無理に竿を振った衝撃で根がかりが外れたときに、仕掛けが飛んでくる可能性があるので、自分や周りの人達が怪我をする危険が高まります。
ラインをハサミで切る
ハサミでラインを切ってしまうと、水中にラインが残り、環境への悪影響を及ぼす要因となるので、絶対にやめましょう。
まとめ
誰しもが経験する可能性のある「根がかり」。
きちんとした対処法さえ押さえれば、不安に思う必要はありません。
沖縄釣り体験クラブでは漁師の船長が全面サポートしますので、根がかりなど困ったときにも安心です。
お気軽にご相談ください!