釣り初心者の心得とは?
こんにちは!沖縄の初心者向け釣り体験ショップ「沖縄釣り体験クラブ」です。
「釣りを始めたいけど、何から準備すればいいかわからない」「いざ釣り場に行こうと思っても、釣り人がたくさんいて緊張する」など、初心者ならではの悩みは尽きないものですよね。
釣り初心者が知っておきたい心得とは?
楽しく釣りをするためのマナーなどをご紹介します。
釣り初心者の心得【マナー・準備編】
釣り初心者の心得として、マナーや準備について見ていきましょう。
挨拶は基本!
釣り場に行くと、みんな釣りに集中していて静かなことが多い(音や環境の変化に敏感な魚がいる釣り場付近では魚、騒がしくするのを嫌う人もいます)のですが、隣と近い岸壁釣り・釣り堀などでは、「こんにちは。お隣、大丈夫ですか?」といった挨拶はきちんとしましょう。
釣り船を利用する場合も同様で、船長や同乗するメンバーには「今日一日よろしくお願いします」と一言きちんと挨拶をしておくと、気持ちよく釣りに取り組めます。
特に釣り船の場合は、周りの人と仕掛けが絡まり合ってしまう「オマツリ」状態になることが多いので、挨拶でコミュニケーションを取っておくとトラブルの処理もしやすくなりますよ。
「初心者なのでご迷惑をおかけするかもしれませんが...」と言っておけば、色々と教えてもらえることもあります。
1人でも楽しめる釣りだからこそ、周りとのコミュニケーションをとることが実はとっても大切なんです。
釣り場はキレイに
釣りをしていると、餌や釣った魚の下処理などで釣り場を汚してしまうことがあります。
そのままにしておくと汚いばかりでなく、カラスや猫などが寄ってきたり、他の人が転倒してしまう原因にもなりえます。
釣りを終えて立ち去る際には、きれいな水で流すなど、汚れをそのままにしないようにしましょう。
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釣りの道具だけでなく服装も整える
釣りを始めるとついつい釣り具をそろえることばかりに目が行きがちですが、釣りをするときの服装も整えましょう。
釣りをするときに準備しておくと良いもの
・ライフジャケット
・手袋
・ウインドブレーカー
・帽子(できればアゴで止められる紐つきのもの)
・偏光サングラス
・日焼け止め
ライフジャケットは船に乗る場合は必ず身につけましょう。
※平成30年2月からは全員着用が義務付けられます。
船に乗らない場合でも、特にお子さんと一緒に釣りをするようなときは、子どもはライフジャケット装着が安心です。
偏光サングラスは水面が見やすくなったり、目が疲れにくくなったりする効果があります。
比較的お値段が安いものでも効果はあるようなので、持っていて損はありませんよ。
紫外線対策としても有効です。
内地では冬場の日差しはそれほど気になりませんが、沖縄のように年間を通して暖かく、日差しも強い地域では、冬場も日焼け対策はしておくといいですね。
釣りは長時間、直射日光だけでなく水面からの照り返しにさらされますので、予想以上に日焼けしやすいものです。
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釣り初心者の心得【魚の知識編】
釣り初心者の準備として魚の取り扱いを学ぶと、もっと釣りが楽しくなります!
魚は資源。むやみに取らない
乱獲防止のため、小さすぎる魚(手の平サイズのもの)や、持ち帰るつもりのない魚はリリースしましょう。
魚の種類を知る
毒があって食べられない魚もいます。
特に沖縄では、内地では見慣れない種類の魚に出会うことも珍しくありません。
釣り場へ魚の事典を持っていくと便利です。
(沖縄で釣る場合は「沖縄の釣り」など、地域に特化したものがわかりやすいですよ)
魚の特徴・毒の有無や調理の仕方だけでなく、生息地や釣れる傾向など詳細が書いてあるものは釣り計画を立てる参考にもなります。
「釣り=釣ることが目的」の場合とそうでない場合をわきまえる
バス釣りなどのスポーツフィッシングでは釣るのが一番の目的であり、キャッチ&リリースは当たり前という風潮がありました。
しかし、近年は外来種に関する規制が厳しくなり、キャッチ&リリースについては自治体ごとに規制が設けられている傾向にあります。
(都道府県や魚種によってルールは異なります。詳しくは釣り場のある都道府県の水産課にてご確認ください。)
さらに、キャッチ&リリースについての考え方は人それぞれですが、キャッチ&リリースそのものが好まれないケースがあることは覚えておきましょう。
沖縄釣り体験クラブの場合は釣り場の状況を判断しリリース方式を取っています。
ただ、船によって方式は違い、食用魚の釣りを前提とする船もあります。
このタイプの釣り船に乗る場合、船長は自分の持っている知識をフル稼働させてより良いポイントに連れて行ってくれます。
中には、漁師が漁を営むエリアに近い場所で釣りができることもあります。
そこでむやみにキャッチ&リリースを行ってしまうと、魚がストレスを感じてしまったり、魚に傷がつき、いざ漁師が釣りあげたときには商品にならないなど「水産資源をいたずらに傷つける可能性」も考えられます。
釣ることを目的としたスポーツフィッシングを所構わずやるのは良く思われないということを押さえておく必要はあります。
一般的にリリースしても良いとされる場合
・魚が大きすぎて持ち帰れない、食べられない
・一度に複数ヒットし、釣り過ぎてしまった
・魚のサイズが小さすぎる
・狙っている魚ではない
釣り初心者の心得【釣果アップ編】
釣りのマナーと準備が整ったら、次は釣果アップを目指したいですね!
釣果アップのために、押さえておきたいことを見ていきましょう。
良き釣りの先生を見つける
周りに釣りをしている人がいないか聞いてみましょう。
釣り場や道具の情報を教えてくれる先生を見つけると上達が早まります。
知り合いに先生が見つからなければ、釣り場にいる先輩方に聞くというのも手ですね。
同じ場所に何度か通い顔見知りになると、話すチャンスが出てくることもありますよ。
ただ、むやみに話しかけられるのを嫌がる方もいるので、突然あれこれと質問するのはタブーです。
身近に釣りの先生がいない場合は、動画やブログで勉強するのもいいですね。
今はYoutubeや個人のブログでもフィッシングテクニックを披露している人がたくさんいるので、狙っている魚や釣りたい場所で検索をかけてみましょう。
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高い道具を買えば釣れるわけではないことを知る
釣りは狙う魚や釣りの方法で使う道具が変わってきます。
やみくもに高い道具を買っても、目的と合っていなければ釣れないんです。
マグロ釣りの道具を使ってもイカが釣れるわけではない、ということですね。
自分の技量に合っていないものも、釣りがうまくいかない原因の一つです。
できれば信頼できる釣具店や釣りの先生を見つけて、相談に乗ってもらえる関係を築いていくといいですね。
むやみやたらに高い道具を買わせようとする店はNGです。
釣れないときは辛抱強く、工夫しよう
釣りはとにかく耐久戦。
何度も仕掛けて、何度も試す、待つ。
これで釣れれば良いですが、釣れないことも多々あります。
初心者はここでくじけてしまいがちですが、レベルアップのためには様々な経験をし、工夫を重ねることが大切です。
何度も通って色々試してみてください。
「この間はこの方法だったから、次はこれでどうかな?」「時間を変えてみたらどうかな?」
自分で予測しながら釣りをすると、さらに楽しめますよ!
それでもくじけそうになったら...釣りやすい場所に行く
通いつめても釣れないとき心が折れてしまいそうになりますよね。
「とにかく魚を釣りたい!モチベーションを上げたい!」
そんなときは、岸壁や川ではなく「釣りやすい場所」に行きましょう。
釣り掘や釣りイカダ、釣り体験ができるアクティビティなんかが良いですね。
道具もレンタルで貸してくれるところもあるので、どんな道具を使っているのかを知ることもでき、釣り堀などのスタッフから色々と教えてもらえます。
お金を払ってまで...と思われる方もいますが、試してみると独学では気づけない発見があり、しかも釣れやすいので楽しいですよ~!
まとめ
新たに始めようとすると難しく考えがちですが、マナーや心構えは挨拶や身の回りを整えるなど基本的なことばかりです。
生き物相手の趣味なので、自分の楽しみだけを優先させず、命を大切にすることは忘れてはいけません。
釣果アップのためには独学では行き詰った時に質問できる、知り合いや釣具店など良き相談者を見つけておくといいですね。
釣りは奥が深いので、やればやるほどハマります!
楽しい気持ちを維持するためには、やっぱり釣りたいですよね。
たまには違う場所に出向いて、とことん釣る楽しみを味わうのもオススメです。