釣り初心者でも楽しめる「ちょい投げ」って何?
こんにちは!沖縄の初心者向け釣り体験ショップ「沖縄釣り体験クラブ」です。
「ちょい投げ」って聞いたことありますか?
遠投をする投げ釣りと比較し、力のない子供や釣り初心者の方でも比較的チャレンジしやすい「ちょい投げ」。
ちょい投げの方法や、チャレンジしやすい理由についてご紹介します!
初心者でもチャレンジしたい「ちょい投げ」とは?
まずは「ちょい投げ」の基本を紹介します。
ちょい投げって何?
海釣りでよく行われる「ちょい投げ」とは、仕掛けを少し奥まで投げ込んで釣る釣り方で、遠くに重い仕掛けを投げ込む「投げ釣り」と比較し、初心者でも女性でも簡単にチャレンジできます。
防波堤や漁港、河口付近などで行うことが多く、一年中行うことができます。ちょい投げは何メートルまでがちょい投げなのか?という定義はありませんので、釣りたい魚に応じて届く範囲で気軽に行えるのもチャレンジしやすい理由です。
ちょい投げで釣れる魚は?
地域や時期にもよりますが、主に釣れるのは以下の種類です。
・ハゼ
・シロギス
・カレイ
・カサゴ
・アイナメ
・ベラ
・メゴチ
・キス
・カワハギ
・アナゴ など
小物と呼ばれる魚が良く釣れます。
また、海面の浅い部分を泳ぐ魚よりも海底近くを泳ぐ魚の方がヒットしやすく、カレイなどでは、中サイズの魚も釣ることができます。
自分の行きたい釣り場で釣れやすい魚を知っておくと、餌や仕掛けも工夫できますよ。
ちょい投げで必要な道具は?
ちょい投げで必要な道具は、竿、リール、ライン、仕掛け、餌です。
特に決まったものはなく、初心者の方であれば釣具店で「ちょい投げセット」として入門セットで売られているものでも、十分に楽しむことができます。
「ちょい投げセット」には、竿、リール、ライン、仕掛けなど基本的な道具が含まれている他、仕掛けの作り方なども説明書があるので初心者でも安心です。
一般的な釣具よりもコンパクトなものが多く、小物~中サイズを釣るのに向いています。
まず「ちょい投げセット」を購入し、慣れてきたら自分の好みに合うものに少しずつ買い替えるのがオススメです。
その他、クーラーボックスやバケツ、ハサミやタオルなど、基本的に必要な道具も揃えてちょい投げ釣りに出かけましょう。
※「釣り初心者だけど一人で釣りに行っても大丈夫?」の「一人で釣りに行くために最低限用意したい準備」も参考にしてくださいね。
ちょい投げに出かけよう!
道具が揃ったら、いざ「ちょい投げ釣り」に出かけましょう!
釣りたいポイントを選んだら、いよいよ竿を投げてみます。
餌をつけましょう
餌は基本的には虫エサを使います。虫エサがどうしても苦手だという方は、ワームでも代用可能です。(ワームとは、疑似餌のことで柔らかいソフトルアーのこと)
針通しの方法で、虫エサをつけたら準備OK!
狙う魚の種類に応じて、虫エサのサイズを変えることもポイントです。
餌に関しての豆知識は、こちらの「釣り初心者が押さえたい餌の付け方のポイントと苦手攻略法」も参考にしてくださいね。
いよいよキャストします!
ちょい投げでのキャスト(仕掛けやルアーを海に投げ込むこと。キャスティングとも言います)は、力まず、ゆっくりとした動作を意識してみてください。
力一杯振り投げると、遠心力でおもりの重さに耐えられずに竿が折れたり、思いのほか手前に仕掛けが落ちてしまい、うまく飛ばなかったりします。
緊張せずに、ゆるく投げることがポイントです。真っ直ぐ飛ばせるようにキャストに慣れるまでは、周りの人と十分に距離をとってチャレンジしてみてください。
魚の動きをイメージして......
重りが地面についたのを感じたら、ゆっくりリールを巻いて、仕掛けをゆっくりと手前に動かしていきます。このことを「さびく」と言います。
底をエサが這うような形で魚をおびき寄せます。
カケアガリと呼ばれる海底が少し上り坂になっているところに魚が集まりやすいと言われています。
単調にリールを巻き続けるのではなく、ゆっくり動かしたり、少し止めて待ってみたり、を繰り返すことで、魚にエサの存在をアピールします。
ちょい投げ釣りは、底をなぞるような釣りなので、心配なのが「根がかり(海底にある海藻や流木、他のルアーやラインなどと絡みあってしまうこと)」です。根掛かりになったとしても、慌てず対処してください。
根がかりの対処方法はこちらの「釣り初心者が経験する「根がかり」とその対処法とは?」をご覧ください。
これはもしかして当たり!?
手先にブルブルっと振動や感覚が伝わってきたら、魚が食いついている合図かもしれません。一呼吸おき、ゆっくりとリールを巻いて、魚を引き寄せてみましょう。
どんな魚が釣れたのか、海面まで魚があがってくるまでワクワクしますよね?
焦らず確実に巻き上げることが肝心です。
ちょい投げで気をつけたいこと
ちょい投げで気をつけたいことは「十分に周囲の安全確認をすること」です。
キャストするときに、おもりを人にぶつけたり、電線にラインを引っ掛けたりすると、大事故に繋がります。
投げる前には、必ず一投一投、周りに人がいないか?危険物はないか?を確認してから、投げるように心掛けてください。
特に子どもと一緒にキャストする場合は、大人が周囲への安全確認を十分に行ないましょう。
子どもは楽しくなると、竿を投げたがり、視野が狭くなってしまう可能性があります。
また、どのような釣り方にも共通ですが、釣り終えたあとの釣り場はしっかり綺麗にしておきましょう。
エサを放置したり、堤防を釣った魚の血などで汚れたままにしたりせず、自分が使った場所は掃除をしてください。
もちろん釣具の袋や処理したラインなどを残すのは論外ですよ!
次の人も気持ちよく釣りができるように、釣りを楽しむことが大事です。
まとめ
初心者でも簡単にチャレンジできるちょい投げ。子どもから大人まで、気軽に始められるのが一番のメリットです。
強い力や難しいテクニックが必要ない分、その釣り場や釣りたい魚ごとに工夫を凝らすことで釣果が変わります。初心者が慣れるのにはオススメの釣り方といえます。
ただし、近距離とはいえ仕掛けを投げ込む釣り方ですので、周囲の安全確認には十分に気をつけて、ご自身、周囲の方と共に怪我のないように釣りを楽しみましょう。
今日は何の魚が釣れるかな?
次のお休みは図鑑を持って、ちょい投げ釣りに出かけませんか!?